今回は、海外でハンドメイド作品を販売するにはどうしたらいいの?という疑問を解決できればと思い、世界のハンドメイド販売サイトをご紹介しようと思います!
・世界で活躍する作家になりたい!
・海外の人への販売方法を知りたい!
自身のハンドメイド作品を、海外の人にも販売してみたい!と感じたことはありますか?
今回は、自身のWEBサイトを1から作成したり、日本のハンドメイド販売サイトで販売するのではなく、ハンドメイド作品を販売できる、海外のサイトをご紹介したいと思います!
私も、いつか海外の人に販売できたら、と考えているので、かなり徹底して調べました!
調べる中で、様々な販売サイトがあることが分かり、世界でも、ハンドメイドは需要があるのだと感じました◎
ちなみに、事前にお伝えしたい点として、今回ご紹介する海外の販売サイトの中には、日本人は販売ができないサイトもあります。もしかしたらどなたかには役立つかもしれないし、私の記録がてらに!との思いで紹介しております◎ この点は、あらかじめご了承ください。
では、早速一緒に見ていきましょう◎
※情報は2022年12月時点の内容です※
Etsy(アメリカ)
ショップ名 / 国名 | Etsy / アメリカ |
設立の経緯 | 自動化が進む現代で、商業における人とのつながりを維持することを目的に設立 |
特徴 | ハンドメイド作品に特化 |
手数料 | 登録料、ショップ作成料:無料 掲載料:1商品あたり0.20ドル(約25円) 販売手数料:販売価格の6.5% 広告料、デザイン料がオプションで選択できる |
日本人の販売可否 | × |
※一時期、日本人販売可否を「○」としておりましたが、こちらは誤りでした。大変失礼致しました。
Etsy Paymentというシステムが利用できない日本では、2021年4月26日以降、Etsyの新規登録ができない状況のようです。
ハンドメイド作品やヴィンテージ品を扱うEtsy。
海外のハンドメイド販売サイトと言えば、一番にこのサイトが出てくるため、ご存知の方も多いのではないでしょうか◎
作家さんのアイデアをビジネスの成功に導くことをお手伝いするという役割を持っており、Etsyを利用するハンドメイドの作家さんおよび購入者さんは、何万人といます。
アクセサリーやアートコレクション、バッグや財布など、かなり幅広い商品が並ぶのが特徴で、サイトでは国や言語、通貨を選択して商品をみることができるなど、利用しやすくなっています◎
デメリットとしては、作家さんや作品がかなり多く出品されていることから、自身の作品が埋もれてしまう可能性があること。オプションの広告料やデザイン料なども活用し、購入者さんに作品の存在を認知してもらったり、デザイン性を高めて他作家さんとの差別化をはかる必要があるかもしれません。
手数料
手数料に関して、更に詳しく見ていこうと思います。
上記の表でも載せていますが、登録料、ショップ作成料はなんと無料!
追加の月額料金はなく、かかる費用は掲載料、販売手数料です。オプションで広告料とデザイン料がかかります。
掲載料、販売手数料に関しては上記の通りですが、広告料とデザイン料はいくらくらいかかるのでしょうか?
広告料:
出店した作品の広告がクリックされ、そこから30日以内に作品が購入されたら販売金額の15%がかかります。高い…。(場合によっては12%)
最大の広告クリック可能数を設定することができるため、広告クリックから商品を購入される数は制限できるようです。あまりにも広告から購入されると、嬉しいようで、利益が減って困りますね。
デザイン料:
通常、登録すれば誰もがスタンダードコースの基本的機能が付いた無料デザインツールが利用できます。
月額制のオプションで、追加料金がかかるプラスコースを選択できます。
プラスコースを利用することで、他人と差別ができるツールがそろっており飛躍的なスタートを切ることができます。費用は10ドル、約1188円(為替レートによる)となっています。
以上、手数料について少し詳しく見ていきました◎
販売のサポートが比較的充実しており、また環境への配慮も意識しているEtsy。出品の際は、Etsyのアプリを活用することがおすすめされています◎
しかしながら、上記の手数料以外にも、入金手数料や送料、税金(商品価格及び送料の)などがかかってしまうようで、販売できたとしても想像以上に利益が少なそうです…。
さらに詳しくEtsyのことを知りたい方は、以下のリンクをご覧ください◎
Etsyの公式サイトはこちら
2022年12月より適用された手数料ポリシーに関してはこちら
eBay(アメリカ)
ショップ名 / 国名 | eBay / アメリカ、カリフォルニア |
設立の経緯 | 人々をつなぎ、すべての人に経済活動の機会を作る目的で設立 |
特徴 | ハンドメイド作品だけではない |
手数料 | ・掲載料:無料限度数を超えたら1商品につき0.35ドル(約42円) ・販売手数料:12.9%(~7500ドル) :2.35%(7501ドル~) ・国際手数料(国別):日本は販売価格の1.35% |
日本人の販売可否 | 〇 |
アメリカ、カリフォルニアにて1995年に設立されたeBayは、だれでもどこでも利用できることを重視しています。
また、「さざ波のような私たちの仕事が、お客様や企業、世界中のコミュニティへの大きな波となる」と表現するなど、eBayに期待する影響力についてモットーを掲げています。
特徴としてeBayでは、ハンドメイド作品だけを扱うわけではなく、その他の通常の商品も扱うため、普通の通販をイメージすると分かりやすいと思います。
中には、土地や不動産なども取引されることから、アメリカの規模って凄いって個人的に思いました(驚)
手数料
eBayの手数料について、表でもご紹介しましたが更に詳しく見ていきたいと思います◎
掲載料:
毎月、無料限度数を超えたら1商品につき0.35ドル(約42円)がかかります。
しかし、無料限度数は250点までとなっており、かなり多い!
そのため、実際にはかからないと思ってもいいかもしれません◎
ちなみに、さらに掲載数を増やしたい方は追加料金ありのオプションで選択でき、一定数を超えた分はオークション形式の出品方法になるという仕組みがあります。興味がある方は利用してみてください。
販売手数料:
配送料や税金等も含めた合計金額の割合で決まります。
7500ドル(約90万円以下)は12.9%、それより高くなれば、2.35%の割合が適用されます。
さすがに90万円の売上は難しいと思うので、基本的には12.9%だと思います◎
・国際手数料(国別):
国際手数料という料金がかかり、これは、国別により費用が異なります。
日本の場合は販売価格の1.35%がかかります。
ちなみに、この割合というのは前月の売上に応じて適用される割合が変わる仕組みとなっており、売上3000ドル(約36万円)以上から段階的に手数料の割合が下がっています。
手数料の割合が低くなる制度は嬉しいですが、最低でも売上3000ドルが必要となるとハンドメイド販売では基本的に1.35%ですかね。
様々なものを扱う通販サイトであることから、このような基準が設けられているのが分かります。
以上、手数料について少し詳しく見ていきました◎
ハンドメイド作品の販売に特化しているわけではないで、作家さんは若干使いづらいかなと感じました。
しかし、ハンドメイド作品にあまり触れることのない購入者さんにも、作品を見てもらえるわけですから、トライの価値もあるかもしれません◎
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧くださいませ。
Folksy(イギリス)
ショップ名・国名 | Folksy / イギリス |
設立の経緯 | 作家やデザイナー等に作品を販売するよりよい機会提供をするために設立 |
特徴 | ハンドメイドに特化 |
手数料 | ベーシック:販売手数料6%、1商品あたり0.15ポンド(約24円)+税金
プラス:販売手数料6%、月額税込5ポンド(約787円) |
日本人の販売可否 | ×(購入が可能) |
イギリス中部にあるシェフィールドの6名のスタッフが運営しているイギリスのハンドメイド販売サイトFolksy。2008年の設立されました。
ハンドメイド好きが集まるサイトとしてEtsyのイギリス版と位置づけられているようです。
毎月25万人の購入者がおり、クリスマスシーズンはその数が50万になります。
国別で購入者を見ると、イギリス85%、ヨーロッパ4%、アメリカ6%、カナダ、オーストラリア2%、その他3%となっています。
アジア圏の利用者が少ないのは、言語の壁もあるのでしょうか。
ちなみに、ヴィンテージ品のような中古の販売は禁止されておりますが、ハンドメイド作品の材料であれば販売は可能となっています。
手数料
Folksyの手数料は、コースで分かれています。
プラス | ベーシック | |
無料掲載数 | 無制限 | 3 |
注目作品を設定 | ○ | × |
無料再出品 | ○ | × |
作品ごとの写真数 | 10 | 5 |
販売手数料 | 6%+税金 | 6%+税金 |
ショップ費用 | 月額、税込5ポンド(約787円) | 1商品あたり0.15ポンド(約24円)+税金 |
ベーシックだと出品した作品は掲載期間が120日となっており、それを過ぎると自動的に消されてしまうため、また費用を払って出品する必要があります。
本格的に、継続的にハンドメイドをしたい方は、利用可能サービスをみてもプラスコースが良さそうです○
送料はどちらのコースでも、自分で設定できます。
以上、手数料に関してご紹介しました。
Folksyでショップを開いた方は、Folksy Localというローカルコミュニティに所属することができるため、作家同士の交流の機会もあります。公式サイトに掲載されている各地域のコミュニティリーダーに連絡をすることでコミュニティ参加ができるようですよ◎
ちなみに、日本人は販売ができませんが、イギリスに引っ越せば販売は可能ですので、もしももしも!の機会がありましたら利用してみてください◎
Folksyに関して、さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください◎
Folksyの公式リンクはこちら
iCraft(カナダ)
ショップ名 / 国名 | iCraft / カナダ |
設立の経緯 | ハンドメイド作家と彼らの作品を必要とする人々をつなぐ目的で設立 |
特徴 | ハンドメイドに特化 |
手数料 | 登録料:25ドル(約2500円) 利用料:15ドル(約1500円) 販売手数料:なし |
日本人の販売可否 | 〇 |
カナダ、トロントを拠点として立ち上げられた販売サイトiCraftは、ウェブとハンドメイド作品に思いを持つプロたちが集まった小さな組織によってつくられました。
可能な限り簡単に、楽しくハンドメイドの売買ができるようにすることを目標に運営されています。
サイト内にあるブログ機能で、記事や写真、お知らせを積極的に投稿し、他の地域や世界中の作家同士がつながりを感じられる仕組みもあり、ハンドメイド作品づくりを通して交流を楽しむことができます◎
またiCraftでは、必要に応じて、作家さんに作品の改善点を伝えるなどサイト全体で作品の質を上げられる仕組みがあります。
作家のプロでもある運営者からアドバイスがもらえたり、作家同士での交流を通して刺激がお互いもらえたりと、より素敵なハンドメイド作品づくりに向けて様々な取り組みが行われています。
手数料
iCraftの手数料としては、登録料25ドル(約2500円)、月額利用料15ドル(約1500円)がかかります。
一見高いように思えますが、販売手数料や掲載費用はかからないため、売れば売るほどお得になるということですね◎
ちなみに、月額利用料は1か月15ドルとなっていますが、長期プランで半年や一年などを契約すると、1か月あたりの費用が安くなっています。12か月契約をすると、1か月あたり10ドルとなってかなりお得です!
ハンドメイド販売初心者で不安な方は、初めは月額15ドルでお試し1か月してみるのもありかもしれません。
以上、カナダのハンドメイド販売サイトiCraftについてご紹介いたしました◎
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご利用ください!
ちなみに、スマホ閲覧対応ができていないようなので、パソコンから覗いてみるのもおすすめです!
iCraftの公式サイトはこちら
Shopee (シンガポール)
ショップ名 / 国名 | Shopee / シンガポール |
設立の経緯 | テクノロジーを通じて、消費者や事業者の生活を改善すること |
特徴 | ハンドメイド作品だけではない |
手数料 | 初期費用、維持費用:無料 販売手数料:数パーセント |
日本人の販売可否 | 〇 |
Shopeeは消費者向けインターネット企業Sea Limitednoの子会社で、2015年にシンガポールで設立されました。上記の設立の経緯という欄には、Sea LImited のミッションです。
台湾やフィリピン、インドネシアやメキシコなど計14地域で展開しているEコマースプラットフォームであり、すでにShopee Japanができているなど、展開幅はかなり広いです。
ちなみにShopee Japanは、シンガポール、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンの6か国のみでマーケット展開されているため、14地域すべてでの利用はまだできません。
基本的なことは、Shopee Japanの公式サイトをご覧いただければ日本語でしっかりと内容を理解できるので、関心がある方はさっそくリンクから見てみてください!
ちなみに、Shopeeでの販売ポイントをざっくりとまとめると、以下の通りになります。
・初期費用、維持費用無料
・販売手数料無料キャンペーンの実施を定期的に行っている
・日本語、英語、中国語、韓国語対応
・ショップ出店は最低5商品なければいけない
・新規ショップ向けセミナーやワークショップあり
以上でございます!
日本人もShopee Japanを利用すれば簡単に出店ができますが、国の文化や宗教により、販売できる商品にも制限があるので、販売の際はご注意ください!
さらに詳しく知りたい方は、Shopee Japanのサイトを先ほどのリンクからご覧ください◎
Shopeeの公式サイトを覗きたい方は、以下のリンクをご覧ください。
Shopeeの公式サイトはこちら
HOORAY! (オーストラリア)
ショップ名 / 国名 | HOORAY! / オーストラリア |
設立の経緯 | お祝い事での利用目的で作られたオンラインサイト |
特徴 | ハンドメイドに特化 |
手数料 | ? |
日本人の販売可否 | ×(商品により購入は可能) |
結婚式やパーティーなど、お祝い事を利用目的としたハンドメイド作品が集まるオーストラリアのハンドメイドサイト、HOORAY!。
2013年に設立されましたが、はじめはブライダルマガジンとして独立し、徐々にパーティーやエンターテインメント関連へとマガジン内容の幅も広がっていきました。
現在は、マガジンとマーケットプレイスが統合され、利用者が約14万人もいるというオーストラリアでは最大級のハンドメイドサイトに発展しました。
上記の表でもある通り、残念ながら日本人の販売はできません。というのも、HOORAY!はオーストラリアの製品であることを証明するRetail Supporters of the Australian Made Campaign で証明されており、地域の生産物を応援しているためです。
ハンドメイド作品といっても、アクセサリーやバッグだけではなく、食品も扱っていることから、オーストラリア産のものをぎゅぎゅっと集めたサイトであることが分かります。購入は商品により多少違いはありますが、国際発送もしているようなので、ぜひショップをご覧ください◎
以上、HOORAY!についてご紹介いたしました!
更に詳しくご覧になりたい方は、以下のリンクよりご覧ください◎
HOORAYの公式サイトはこちら
オーストラリアのハンドメイド販売サイト
オーストラリアのハンドメイドについて、さらに詳しくご紹介していこうと思います。更に知りたい方のみご覧くださいませ◎
オーストラリアのハンドメイドについて調べて行く中で、オーストラリアは他国と比較して、ハンドメイド関連のサイトが多いように感じました。
残念ながら、オーストラリアのハンドメイド販売サイトは、私が調べた限りでは国内の作家のみの出店が可能となっているサイトのみでしたが、オーストラリアに移住する方や、オーストラリアでハンドメイドを始める予定というご友人がいる方のためにも、HOORAY!以外のサイトを簡単に2つご紹介致します!(かなり稀なケースだと感じますが…!)
The Make it Collective
メルボルンにてハンドメイドショップを運営しているハンドメイド組織、The Make It Collective 。
The Make It Collective は、別の記事でも紹介しておりますが、オーストラリア人の作家とハンドメイド好きを繋げる創造的なコミュニティとして組織されました。
組織の公式サイト内には、オンラインショップも運営されています。
もし、気になる方は以下のリンクよりご覧ください◎
公式サイトはこちらから
House of Handmade
ハンドメイド作品を人々に届けたいという思いを持って生まれたオーストラリア、メルボルンのHouse of Handmade。
メルボルンのリッチモンドという場所に、ショップを経営しています。
ここで運営されるオンラインショップでは、ショップ内で販売している作品の中で、郵送が可能な作品を選別して販売されています。そのため、実際にショップに訪れた方が、さらに多くのハンドメイド作品と出会うことができます。
残念ながら、House of Handmadeのハンドメイド作品は基本的にオーストラリア国内の配送のみとなっており、日本人の私たちは購入するのは難しそうです。(特別のコンタクトを取れば可能かもですが…)
もし、オーストラリアへ行く機会があれば、ショップに立ち寄ってみてはいかがでしょうか◎
House of Handmadeの公式サイトはこちら
以上、オーストラリアのハンドメイドについて追加情報をご紹介致しました。
世界の作家さんのハンドメイド作品をたくさんみていると、かなり刺激がもらえます!!
その他
上記の販売サイトの他にも、多くの販売サイトがあります。
以下、名前だけですが掲載いたしますので、もし関心がある方はご覧ください◎
ちなみに、以下ご紹介するサイトはどれもハンドメイド作品だけを扱っているわけではなく、多くの商品を取り扱うEC通販のサイトとなっております。
・Amazon(アメリカ)
・Amazon India(インド)
・Lazada(シンガポール)
・HKTV mall(香港)
・タオバオ(中国)
・天猫国際 / Tmall Global(中国)
・G Market(韓国)
アジア圏にも、かなり多くの通販サイトが発展していることが分かります。
中国の天猫国際は、アリババグループです。リンクはより分かりやすいアリババジャパンのものを貼りました◎
販売サイトの規模は、大きいほど多くの方に見てもらえます。その反面、自身の商品が他の人の商品で埋もれてしまうというデメリットもありますので、よくご検討くださいませ。
まとめ
今回は、世界のハンドメイド販売サイトをご紹介いたしました。
具体的な内容をご紹介できなかったサイトもありましたが、かなり多くの販売サイトをご紹介できたのではないかと思います!
最後にお伝えしておきたい重要なポイントとして、海外の方向けに販売するならば、「英語表記」は必須だということ!!もちろん、中国ならば中国語、韓国ならば韓国語です。
海外の方に販売するならば当たり前ですが、意外と見落としがちな言語のポイント、ご注意ください◎
販売の際は、国によって特徴が異なりますので、実際に利用される際は必ず各サイトをご確認ください◎
今回の記事を参考に、ぜひ世界で活躍するハンドメイド作家を目指してみてはいかがでしょうか!
私はまだまだ道のりがありそうだ~!!